昨日の報道ステーションサンデーで、消費者問題研究所の垣田氏が先日来の阪急阪神ホテルのメニュー偽装問題やクール宅急便の温度管理がずさんだった問題に対して、「企業は目に見えないところをしっかりやることが、商売として「攻め」になるということがわかってないといけない」と、おっしゃっていました。
コストを下げる努力をしてお客さんにすこしでも安く商品を提供する。というのは自明の課題です。が•••
昨今の厳しい競争、不況、デフレの影響で、コスト、コストとそればっかりになってしまって結局企業の存在価値たる、お客さんの求めるもの(ときにはお客さんが気付いてなかったものまで)を提供することをいつのまにか忘れてしまっては、本末転倒ですよね。みんなのあこがれのブランド企業ならよけいに期待も大きいのに。
言うは易し、行うは難しで、社長がこれらのことを全社員にポリシーとしていきわたらせ、全社員がそれについて誇りを持って働くようにもっていくのは実際には難しいことなのかもしれません。
ペットボトルやタバコなどのゴミを道路にばらまいてる人々も多い、その反面、ボランティアでゴミひろいする人々もおられる今の日本社会。後者の人々ばかりの会社や、社会だったら素晴らしい会社、世の中になっているかもしれません。
垣田氏のおっしゃっていることが攻めになるには、消費者もしっかり見て、価格だけでなく本物を見分けられる目を持てるようになり、本物を提供する企業を応援する必要があります。私たちお店づくりにかかわる人間も、見掛け倒しじゃない、本物を提供するお店を応援してがんばりたいと思います。(M.T.)
posted by シマダデザイン工房 at 10:24|
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よりよいお店づくりのために