2013年10月31日

品のある外装

漫画家の楳図かずおさんの個人宅のデザインが、個性的すぎて街に違和感を与えるとして訴えられたことがありましたね。

自分の家の敷地に好きなデザインの家を建てて何が悪いんだー?(楳図氏)
こんな閑静な高級住宅地の雰囲気をこわさないでー!(近隣住民)
判決は確か、家のデザインは法律で判断する事柄じゃないということだったかと思います。

でも、もしお店の外装デザインの場合だとやっぱり近隣の方に不快な思いをさせるのは具合い悪いですよね。
にぎやかな場所なら目だたせあいになってもお互いさまかもしれませんが、静かなところや、街でひとつのイメージで統一感を持たせようと運動しているところは、それにうまく調和させる必要がありますね。
お互いが品のいいお店づくりに磨きをかければ、「このへんはいい感じの店が集まってる」となり、街の活性化にもつながると思います。そして、ひいては売り上げに結びつくのではないかと。(M.T)

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2013年10月30日

何を売るかを表現する

お店の前の道を歩く人に入ってもらうお店

当たり前すぎることではありますが、「何を売っているお店なのか」が一瞬で分かるように表現することがまず重要です。

何を売るのかー

例えば、食品のお店ならば、安いことが売りなのか、値段はさておき無農薬で安全なのが売りなのか、というようなそのお店の方針が明確であればあるほど、明確に伝えられます。歩いている人に、「ここなら欲しいものがありそうだな」と思ってもらえるお店。

お店づくりでは、サイン(看板)、外装デザイン、窓越しに見えるお店内部の雰囲気。

それは、豪華にするとか、ただ大きく目立たせるという意味ではなく、店主の伝えたいことをいかに適切に表現するかということだと思います。(M.T)

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2013年10月28日

見掛け倒し

昨日の報道ステーションサンデーで、消費者問題研究所の垣田氏が先日来の阪急阪神ホテルのメニュー偽装問題やクール宅急便の温度管理がずさんだった問題に対して、「企業は目に見えないところをしっかりやることが、商売として「攻め」になるということがわかってないといけない」と、おっしゃっていました。
コストを下げる努力をしてお客さんにすこしでも安く商品を提供する。というのは自明の課題です。が•••
昨今の厳しい競争、不況、デフレの影響で、コスト、コストとそればっかりになってしまって結局企業の存在価値たる、お客さんの求めるもの(ときにはお客さんが気付いてなかったものまで)を提供することをいつのまにか忘れてしまっては、本末転倒ですよね。みんなのあこがれのブランド企業ならよけいに期待も大きいのに。
言うは易し、行うは難しで、社長がこれらのことを全社員にポリシーとしていきわたらせ、全社員がそれについて誇りを持って働くようにもっていくのは実際には難しいことなのかもしれません。
ペットボトルやタバコなどのゴミを道路にばらまいてる人々も多い、その反面、ボランティアでゴミひろいする人々もおられる今の日本社会。後者の人々ばかりの会社や、社会だったら素晴らしい会社、世の中になっているかもしれません。
垣田氏のおっしゃっていることが攻めになるには、消費者もしっかり見て、価格だけでなく本物を見分けられる目を持てるようになり、本物を提供する企業を応援する必要があります。私たちお店づくりにかかわる人間も、見掛け倒しじゃない、本物を提供するお店を応援してがんばりたいと思います。(M.T.)

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