2012年10月13日

間取りを考える(7)

柔軟に対応できる工夫

家を建てることや、思い切り間取りを変えるリフォームをすることはそんなにしょっちゅうあることではありません。

ということは、かわらない同じ家で子供は大きくなり、巣立っていったり、また帰ってきたり、おじいちゃん、おばあちゃんと同居になったり、長い時間のなかでは少しずつ変化が起こってくるものです。

元気で階段を上り下りできるうちはいいのですが、病気をして極端に体力が落ちたり、老化して足が弱くなり、2階へはめったに上がらない、そんなふうになることも十分考えられます。

老化してもずっと同じ家で住みたいと考えるなら、車椅子を押して玄関まで入ってこれて、家の中に入ったら、同じ階で食事、トイレ、身支度ができるようになっていることが必要です。

2階がリビング、キッチンで日当たりよく設計されている家がありますが、老化して2階がしんどくなったら、階段にリフトをつける必要がでてきます。
将来は将来、と割り切れるぐらい若い世代なら2階リビング、キッチンもおすすめです。

年をとったら、また、それなりのところに引っ越せばいいことですし。

子供が小さいあいだは部屋は1つで、小学3,4年ぐらいになってから間仕切りをつける方もいらっしゃいます。

それを見越して初めから照明やスイッチを2つにしておく、通路もどうするかということもちゃんと考えておくという、用意周到な方もおられます。

子供が巣立って空き部屋になった個室をリビングとの間仕切り壁をとりのぞいて、リビングを広くして使っておられる方もおられます。

親をひきとるために和室を作られる方も多いです。順番なのでしかたないですが、親が亡くなられた後は物置部屋などになっています。それを見越すといったらへんですが、初めから洋室にしておいたほうがよいかもしれません。洋室の方が大きめのウオークインクローゼットとして使えるようにしやすいからです。

介護用ベッドをおいたり、ひざが悪くなって正座が苦しくなったりする場合がありますので、年寄り=和室、ではなく、洋室も考えてみましょう。(M.T.)









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2012年10月12日

間取りを考える(6)

ベランダの活用

ベランダの一番の活用は布団干しでしょうか。

南向きのよく日のあたるベランダがあれば布団が良く干せていいなと思います。

ただし、建築家の宮脇壇先生が著書で述べておられますが、布団を衆人観衆の目にさらすのは品がないので、ベランダの内側に外から見えないように干すようにせよとのことです。

うちの家にはベランダがないので仕方なく窓にぶら下げて干しています。

品良く布団を干すには、ベランダがないと!

ベランダがあるとエアコンの室外機置き場にできます。

洗濯物を干すベランダですと、室外機がせんたくかごを置く台にもなったりして。

間取りを考える、というテーマからは若干それますが、各部屋のエアコンの室外機置き場を間取りを考えるときに考えておく、ということも必要でしょう。

各室に1つエアコンをつける時代になりました。

ということはエアコンの室外機も増えて、家の周囲は室外機だらけといっても過言ではありません。

エアコンも電化製品で寿命があるので取替え工事もしやすいところになるべくつけておきたいものです。そこで、2階、3階のエアコンの室外機はベランダがある場合はそこに置くように計画しておくのが良いでしょう。

いろいろと活用したいベランダですが、狭いベランダがたくさんあるよりも2階の共通廊下から直接行ける広めのベランダをひとつ作り、テラス屋根もつけておいて少々の雨なら洗濯物が濡れないようにしておくのが使いやすいです。

ベランダの防水も10年に1度ぐらいを目安にメンテナンスして雨漏りを防ぐ必要があります。

あらかじめ屋根を作っておけば、防水層もいたまず、メンテ費用が少なくてすむというわけです。

ところで、ベランダは後からでも作れます。下に柱をたてて後付けタイプのものがあるのです。

窓もベランダに出られるように縦に広げることができます。(M.T.)








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2012年10月11日

間取りを考える(5)

家族のコミュニケーション

家はなんのためにあるか?

原始時代、あるいは動物の巣を考えると、雨をしのぎ、風をしのぎ、外敵から守り、安心して寝られるところを確保するためのものが家。

その基本から発展して、子育てをするところ、老後を過ごすところ。

だんだんと発展して、書斎を持ち、仕事をしたり、趣味を楽しんだり、と豊かになってきます。

家の役割とは食事をしたり、入浴したりというような何かをするところ、という機能、それと並べられない重要なことは「家族のコミュニケーション」だと思います。

一人暮らしはまた別の機会に考えるとして、ふたり以上の家族で住む家について考えてみます。

間取りで家族のコミュニケーションを考えるとすると、やっぱりダイニング、リビングを中心とします。
よく言われますが、玄関から直接子供部屋に行けるようになっているより、リビングまたはダイニングを通って親の顔を見てから2階に行けるようにしたほうが、子供とのコミュニケーションが保てるので良いらしいです。

リビングに階段をつけると、空調した空気が2階に上がってしまって効率が悪い、と好まれない方もおられます。しかし、最近では働いているお母さんも多く、家族の顔を何日も見ないで同じ家で過ごすという人も多いらしいのです。私は家に帰ってきたら、家族に「ただいま」というのがあたりまえと思っているので、そんなニュースは驚きです。

子供部屋を独立させずに、リビングの横にキッズスペースを作ったり、階段ホールに窓をとり、明るく、広い場所にして、家族共通で過ごす空間(本棚や机、テーブルが置いてある)を作ってわいわいとにぎやかにすごせるようにすると楽しそうです。

オーディオルームをご主人の個室に作るのもいいですが、リビングにシアター設備を作って、家族みんなで見る。

庭でバーベキューパーティができるようにテラススペースを確保しておく。などなど・・・

間取りを考える際にはぜひ、家族で集まって楽しい時間を過ごせるようになにかしかけを考えておきましょう!(M.T.)




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